市ケ尾町公園（いちがおちょうこうえん）

古代の文化遺産が眠る自然のオアシス「市ケ尾町公園」。「市ケ尾町公園」は、東急田園都市線「市が尾」駅から南へ徒歩約5～10分のところにあります。

東名高速道路のすぐそばに位置しながら、緑に囲まれた静かな公園です。特段、めだった遊具はありませんが、砂場などの遊び場があるほか、散歩道やベンチが整備されており、市街地の喧騒を忘れてリラックスできます。公園からは、高速道路を見下ろすことができ、見晴らしがいいです。

この公園の特徴は、古代の遺跡があることです。公園の台地上には、縄文時代から奈良時代にかけての「朝光寺原遺跡」が発掘されています。遺跡からは、「眉庇付甲（まびさしつきかぶと）」というかぶとや「三角板鋲留短甲（さんかくいたびょうどめたんこう）」という鎧が出土し、市の文化財に指定されています。

また、独自の文様を持つ「朝光寺原式」と呼ばれる土器も見つかっており、この地域の古代史に貢献しています。遺跡の一部は、5世紀後半～6世紀前半の3基の円墳として「朝光寺原古墳群」として保存されており、説明板も設置されています。歴史に興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてください。

アクセス

東急田園都市線「市が尾駅」から徒歩5分