横浜中華街は、日本最大で東アジア最大の中華街です。約500軒の店がひしめく約0.2平方キロメートルのエリアには、本場の広東料理や四川料理、上海料理など、さまざまな中国料理が楽しめます。また、焼き小籠包や肉まん、ゴマ団子などの食べ歩きグルメや、中国雑貨やお土産の店も充実しています。
中華街のシンボルとなる豪華な門は、風水思想に基づいて建てられた「牌楼（パイロウ）」と呼ばれ、東西南北にそれぞれ守護神が祀られています。また、関帝廟（かんていびょう）や媽祖廟（まそびょう）などの寺院も見どころの一つで、中国文化や信仰に触れることができます。
横浜中華街の歴史は、1859年に横浜が開港したときに始まります。当時、欧米人とともに中国人買弁や外国人外交官の雇い人が来住し、居留地の一角に関帝廟や中華会館などを建てました。
その後、日清戦争や日中戦争などで多くの中国人が帰国したり、関東大震災や太平洋戦争で街が壊滅したりしましたが、戦後は物資豊富な闇市街や連合国軍兵士や外国人船員の憩いの場として賑わいました。
1955年には中華街大通りの入り口に「牌楼門（ぱいろうもん）」が建てられ、「中華街」という名称が定着しました。1972年に日中国交正常化が実現したことで観光客受け入れの整備が進み、横浜を代表する観光地として発展していきました。
横浜中華街では、一年を通してさまざまなイベントが開催されます。春節（旧正月）や中秋節（お月見）などの中国の伝統的な祭りでは、獅子舞や龍舞などのパレードや花火が見られます。また、毎年8月には「横浜中華街夏祭り」が開催され、ビールや飲茶を楽しみながらステージショーや抽選会に参加できます。
横浜中華街では、多くのおいしいグルメを堪能できます。特におすすめなのは、「小籠包」です。小籠包は小麦粉で作った皮で肉汁たっぷりの具を包んだ点心で、一口サイズで食べられます。小籠包専門店では、本場シェフが作る絶品小籠包を食べ放題で楽しめます。
また、「フカヒレまん」も人気です。「フカヒレまん」はフカヒレ入りのスープを包んだ肉まんで、「公生和」では贅沢な中華まんの元祖として有名です。さらに、「チマキ」もおすすめです。「チマキ」はもち米や豚肉などを竹の葉で包んで蒸した料理で、「ちまき屋」では開店前から並びたい横浜中華街屈指の激レアグルメです。
横浜中華街は、日本屈指の中華街として、本場の中国料理や食べ歩きグルメ、中国文化やイベントなどを楽しめる魅力的なエリアです。横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅からすぐの場所にあり、アクセスも便利です。横浜に来たらぜひ立ち寄ってみてください。
住所
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町
電話番号
店舗ごとに異なります。
開館／閉館時間
店舗ごとに異なります。
休館日
店舗ごとに異なります。
アクセス
・みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩1分
・JR京浜東北・根岸線「石川町」駅から徒歩5分
・JR京浜東北・根岸線／横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅から徒歩7分
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