2023年8月24日、フィリピン付近の海上で台風9号「サオラー」が発生しました。この台風は非常に強い勢力で、フィリピンと台湾の間をゆっくりと北西に進んでいます。この台風の進路予想や名前の由来について、気象庁や米軍、ヨーロッパなどの情報をもとに紹介します。
※すでに台風9号は消滅しています。以下は過去の情報ですのでご理解の上お読みください。
気象庁の進路予想
気象庁によると、台風9号は8月30日9時現在、フィリピンの北の海上にあり、中心付近の最大風速は55m/sで「猛烈な台風」となっています。今後は北西に向かって進み、フィリピンと台湾の間の海上を通過する見込みです。その後は中国大陸に接近する可能性があります。日本への影響はまだ不明ですが、沖縄や九州など南西諸島では高波や強風に注意が必要です。
米軍JTWCの進路予想
米軍合同台風警報センター（JTWC）によると、台風9号は8月30日午前3時現在、「STY 09W“SAOLA”」という名前でフィリピン付近にあり、「スーパー台風」の勢力を持っています。「STY」は「スーパー台風」、「TY」は「強い台風」、「TS」は「台風」を表します。米軍JTWCの予想進路図によると、台風9号はフィリピン周辺で停滞し、暴風域も発生しています。前回よりも西よりの進路となっており、台湾の南を通りそうです。
ヨーロッパWindy.comの進路予想
ヨーロッパ（チェコ）の企業が提供しているリアルタイム気象情報サイトWindy.comによると、台風9号は8月30日午前7時現在、フィリピン付近にあり、非常に強い風を伴っています。Windy.comでは風の向き・強さと等圧線を表した図を見ることができます。この図では緑色が濃いほど風が強いことを表します。Windy.comの予想進路図によると、台風9号は北西に向かって進み、台湾や中国大陸に接近する見込みです。
台風9号「サオラー」の名前の由来
台風の名前は「台風委員会」（日本や米国など14ヵ国等が加盟）で用意された名前になります。各国が提案した名前から順番につけられていきます。台風9号「サオラー」は140個ある名前の140番目で、ベトナムが提案した名前です。「サオラー」とはベトナム中部山岳地帯に住む希少動物で、「アジアユニコーン」とも呼ばれています。
まとめ
以上が台風9号たまご2023に関する各国の進路予想や名前の由来についての情報でした。台風9号は非常に強い勢力で、フィリピンと台湾の間をゆっくりと北西に進んでいます。日本への影響はまだ不明ですが、沖縄や九州など南西諸島では高波や強風に注意が必要です。台風の動きには引き続き注意してください
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