2024年5月24日時点で2024年台風3号のたまごは発生していません。
ちなみに現時点のリアルタイムの衛星画像は
米軍(アメリカ海軍)JTWC(JOINT TYPHOON WARNING CENTER/合同台風警報センター)公式ホームページでご確認ください。
ちなみに、この米軍(アメリカ海軍)JTWC(JOINT TYPHOON WARNING CENTER/合同台風警報センター)の台風情報は最も信頼度が高いと言われて6時間ごとに情報が更新されています。しかも、台風のたまご段階での情報も手に入るのでとても役立ちます。
また、気象庁の台風情報でも台風3号は発生していません。
以下は昨年の台風3号についての内容です。
2023年6月に発生した台風3号グチョルは、日本の南を通過して東の海上で温帯低気圧に変わりました。この台風は、梅雨前線を刺激して一部で大雨の恐れがありました。台風の名前の由来や、各機関の進路予測などをまとめてみました。
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台風3号グチョルの名前の由来
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風3号グチョルはミクロネシアが提案した名称で、ヤップ語でウコン(ターメリック)を意味する語からとられています。
台風3号グチョルの発生と経過
台風3号グチョルは、2023年6月6日21時にフィリピンの東で発生しました。その後は北西に進みながら発達し、強い勢力になりました。6月9日からは北東に進路を変えて、日本の南を通過しました。6月13日3時には八丈島の南約290kmで温帯低気圧に変わりました。
台風3号グチョルの進路予測と日本への影響
台風3号グチョルの進路予測と日本への影響を、米軍(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、気象庁、Windyの各機関の情報を元に見てみましょう。
米軍(JTWC)の進路予測
米軍合同台風警報センター(JTWC)は、アメリカ軍のための気象情報機関で、世界中の熱帯低気圧や台風に関する情報を発表しています。JTWCでは、台風の卵ができる前から低圧部に注目しており、信頼できる気象機関の一つです。
JTWCでは、2023年6月11日午後3時点では表示がTY03W”GUCHOL”に変わっていました。
TY(Typhoon)は強い台風のことをいいます。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予測
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、欧州連合(EU)の気象機関で、世界の気象予報や気候変動に関する研究を行っています。ECMWFでは、台風や熱帯低気圧の進路予測をアンサンブル予報という方法で行っています。これは、初期条件を少しずつ変えて複数の予報を作り、その統計的な分布から最も確率の高い進路を求める方法です。
気象庁の進路予測
気象庁は、日本政府の中央気象台が運営する機関で、日本の気象観測や予報、警報などを発表しています。気象庁では、台風や熱帯低気圧の進路予測を数値予報モデルという方法で行っています。これは、大気の状態を数学的な式で表し、コンピューターで計算して未来の状態を推定する方法です。
気象庁では、台風3号グチョルは6月9日から10日にかけて沖縄や奄美大島付近を通過し、11日から12日にかけて九州や四国付近を通過すると予想していました。その後は東北方向に進んで温帯低気圧に変わると見込んでいました。
中心気圧 990hPa、最大風速 20m/s(中心付近)、最大瞬間風速 30m/sとの予測でした。
Windyの進路予測
Windyは、チェコ共和国の企業が運営するウェブサイトやアプリで、世界中の風や雲や雨などの天気情報をリアルタイムで表示しています。Windyでは、台風や熱帯低気圧の進路予測をECMWFやGFS(米国国立海洋大気局のモデル)などの数値予報モデルから取得しています。
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