横浜市電保存館は、神奈川県横浜市磯子区にある、かつて横浜市民の足として活躍した路面電車「横浜市電」の歴史と魅力を伝える施設です。
1904年(明治37年)から1972年(昭和47年)までの約70年間、「ちんちん電車」の愛称で横浜市民の間で親しまれた市電は、昭和47年3月31日に全廃されました。その翌年、滝頭車両工場跡地に開館したのが横浜市電保存館です。その後、昭和58年に建て直され、現在の市営住宅1階に移りました。
横浜市電保存館では、7両の市電車両や停留所標識、敷石などが当時のままに保存されています。市電が走っていたころのノスタルジックな街の雰囲気を感じることができます。
また、歴史展示コーナーやシアターコーナーでは、市電が活躍した時代を映像や音声で再現し、タイムスリップしたような臨場感を味わえます。市電シミュレーターでは、実際に運転席に座って市電を操作する体験ができます。子どもだけでなく大人もついつい熱中してしまいますよ。
さらに、横浜市電保存館の目玉といえば、日本有数の規模を誇る鉄道ジオラマ「ハマジオラマ」です。開館50周年を記念して2023年にリニューアルされたこのジオラマは、横浜駅や桜木町駅、新横浜駅周辺など見慣れた景色が再現されています。市営地下鉄や市営バスをはじめ、様々な路線がジオラマ内を走ります。細部までこだわった作りと動きは圧巻です。
横浜市電保存館は、港町横浜の歴史と文化を伝える貴重な施設です。市電が走っていたころの風景や音を感じながら、昔懐かしい雰囲気に浸ってみませんか?市電に関するグッズや書籍も販売していますので、お土産にもおすすめです。ぜひ一度、足を運んでみてください。
住所
〒235-0012 神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
電話番号
045-754-8505
開館/閉館時間
午前9時30分から午後5時まで(※入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(※祝日の場合は翌日)・年末年始(※12月29日から1月3日まで)
※春休み・夏休み・冬休み期間中は月曜日も開館
アクセス
・JR京浜東北・根岸線「根岸」駅から横浜市営バス21・78・133系統「市電保存館前」下車してからすぐ
・横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」駅から横浜市営バス68・102系統「滝頭」を下車してから徒歩3分
・横浜市営地下鉄ブルーライン「吉野町」駅から横浜市営バス113系統「滝頭」を下車してから徒歩3分
駐車場
16台
料金
高校生以上300円
3歳から中学生まで100円
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