曹洞宗の大本山總持寺とは
横浜市の鶴見が丘にある曹洞宗の大本山總持寺は、禅の精神を伝える根本道場です。総門「三松関」や仏殿など、16の建造物が登録有形文化財として認められています。築地本願寺を設計した伊東忠太博士や、俳優の石原裕次郎など多数の著名人が眠っていることでも知られています。
總持寺の歴史
總持寺は、1321年に瑩山禅師が能登(石川県)の諸嶽寺を受け継いで、諸嶽山總持寺と名づけたことから始まっています。1898年に七堂伽藍を焼失したことを機に、1911年に横浜市に移転しました。現在の總持寺は、その時に建立されたものです。旧地は總持寺祖院として再建され、地元の人々の信仰の拠り所となっています。
總持寺の見どころ
總持寺では、自由に境内を参拝できるほか、仏殿では本尊釈迦如来像がまつられています。宝蔵館「嫡々庵」では、仏像や古文書などの貴重な文化財を見学できます。
諸堂内は、修行僧の案内に従って一周約1時間のコースで拝観できます。このコースでは、禅の教えや歴史について詳しく説明してもらえます。さらに、毎月指定された日には、坐禅会に参加することもできます。坐禅会では、正しい座禅の作法などを指導してもらいながら、心を静めることができます。
曹洞宗の両大本山
曹洞宗には、大本山が2つあります。ひとつは福井県にある大本山永平寺であり、ひとつは横浜市にある大本山總持寺です。これらを両大本山といいます。両大本山は、曹洞宗の寺院の出発点であり、禅の源流であります。両大本山の住職は貫首(かんす)と呼ばれ、禅師さまと敬称されます。
住所
〒230-8686 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1
電話
- TEL 045-581-6021
- FAX 045-571-8221
アクセス
- JR京浜東北線鶴見駅西口から徒歩約5分
- 京浜急行線京急鶴見駅から徒歩約7分
- 京浜急行線花月総持寺駅から徒歩約7分
利用可能時間
10:00~16:30 ※受付は16:00まで
休館日
宝蔵館「嫡々庵」、木曜日・金曜日(祝日は除く)年末(12/25~12/31)
月~水は完全予約制 ※開館日はホームページ等要確認
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