神奈川県立境川遊水地公園

神奈川県立境川遊水地公園：水害対策と自然体験の両立を目指す都市公園

神奈川県立境川遊水地公園は、横浜市戸塚区・泉区・藤沢市にまたがる約30haの広大な公園です。この公園は、境川の洪水を防ぐために作られた遊水地の上部空間を有効利用したもので、河川と公園が一体となった新しい形の都市公園です。平成16年度に事業着手し、平成19年8月に一部開園、令和元年7月に全面開園しました。

遊水地とは？

遊水地とは、大雨などで河川の水位が上昇したときに、水を一時的に貯めておく場所のことです。遊水地に水が流れ込むことで、下流の水位を下げて水害を防ぎます。遊水地は、平時は空になっているので、その上部空間を公園やスポーツ施設などに活用することができます。

公園の特徴

境川遊水地公園には、以下のような特徴があります。

• 境川遊水地情報センター：境川の自然や遊水地の仕組み・役割などを紹介する施設です。パネルやビデオを用いた展示や水槽展示などがあります。また、会議室やテラスなどもあります。
• 境川の自然豊かな水辺空間を活かし、様々な生き物が生息できるように整備された場所です。ガマやヨシなどの水辺の植物、サギ類・カモ類・カワセミなどの野鳥、トンボやヤゴなどの水辺の生物などが観察できます。双眼鏡の貸出サービスもあります。
• 有料運動施設：野球場、多目的グラウンド、テニスコートなどがあります。遊水地内に洪水が流入する時やその後の清掃時などには、利用できません。
• 噴水広場：夏には水遊びができる場所です。ベンチがあるので、お弁当を広げるのもOKです。
• 芝生広場：広々とした芝生の広場です。ピクニックやレジャーシートを敷いてくつろぐことができます。

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