神戸ルミナリエは、年間累計来場者数が約350万人規模になったこともあるイルミネーションイベントで街全体で荘厳な電飾をつけて観光客をお出迎えする関西を代表するイルミネーションスポット。
ところが、新型コロナの影響で、2020年から3年連続で中止に。
以前から今年で最後という噂が絶えなかったイベントだけに本当に最後になってしまうのではないかと心配になっていました。
ですが、第29回目となる神戸ルミナリエ2023-2024は、4年ぶりに復活!
ただし、2023年12月ではなく2024年の1月にずらしての開催決定!
これまでは、クリスマスシーズンの盛り上がる時期に行われてきたのですが、主催の組織委員会の会議で震災が起きた1月に改めようという話し合いが行われ決定したことがきっかけだそうです。
前回で12月開催が最後になってしまった理由は、他にもいろいろな深い理由があることが判明したのですが。。。その理由は後ほど紹介したいと思います。
いずれにしても、無事開催されることが決まったことは嬉しいですね!
そこで、神戸ルミナリエ2023-2024のイルミネーションについてご紹介していきます。
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神戸ルミナリエの概要
神戸ルミナリエは、1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」の犠牲者の鎮魂のために、そして震災で激減してしまった観光客に戻ってきてもらいたいという願いから、1995年12月から都心部の旧外国人居留地で開催されるようになりました。
そもそも「ルミナリエ」とは、イタリア語で電飾のことを意味するので、イルミネーションと同じ意味になるのですが、神戸ルミナリエのイルミネーションは、かなり独特で荘厳な電飾です。
神戸ルミナリエ 2019年 pic.twitter.com/UkPrXG6V3M
— 粂治郎 ❤︎ 皆様に感謝します (@kumejirou2023) November 11, 2022
これは、「ルミナリエ」の場合、ヨーロッパのルネッサンスの時期にたくさん作られた祭礼や装飾芸術のひとつで光の魅力を最大限に生かした建築物がきっかけだと言われていて、それが、いつしかイタリア南部では電気照明を使用した光の彫刻に進化を遂げて、その内容が神戸ルミナリエでよくみる南欧風で崇高な雰囲気を醸し出す電飾へと受け継がれるようになりました。
また、電球色が温かみのある色であることから、2014年までは、ほとんどの作品に白熱電球が使用されていました。
ですが、2015年以降になると、全部の電球がLEDに変えられ、暗闇に赤、青、緑の光が鮮明に光るようになり、街の雰囲気ががらりと変わりました。
神戸ルミナリエが始まった当初の期間は2週間でしたが、2007年度から12日間に短縮され、2015年から10日間にさらに短縮して現在に至ります。
また、財政的に厳しいという問題があるため、2007年からはボランティア活動による「1人100円募金」が行われたりするようになりました。また、募金や協賛金も呼び掛けられています。
神戸ルミナリエ2023・2024年の開催期間はいつからいつまで?
先述のとおり、神戸ルミナリエの2023年の12月に開催されるはずだった神戸ルミナリエは1か月遅れの翌年2024年1月に開催が決定しました。
開催期間は2024年1月19日金曜日から1月28日日曜日までの10日間となりました。
神戸ルミナリエ2023・2024年の開催期間が1月になった切実な理由
神戸市や関係団体などでは、、震災が起きた日(1月17日)により近い時期に開催することで、被災者への鎮魂の意味合いを深めたいという意見があり、
さらに震災が起きた1月17日に東遊園地で毎年開かれる「1・17のつどい」が終わった後の実施のほうがいいということで、1月に開催期間が変更になりました。
12月開催が定着したことで、追悼行事の意味合いが薄れてきてしまったともいわれています。
もちろん、それもあるのですが、こういう意見がでてきた背景には、商店街への配慮がきっかけだといわれています。
毎年12月に開かれてきた神戸ルミナリエ。来場者数が1日に多い時には67万人も訪れたことがありました。
これだけ観光客が訪れれば会場周辺の商店街も繁盛するのかと思いきや、混雑を避けるために交通規制で厳しくせざるを得ず、せっかくの年末商戦のかき入れ時に商店へ影響が出てしまうとの声も。
なんとも、複雑ですよね。そのため、今回は交通規制はなるべく実施しない方向で調整しているとのこと。
1月ならクリスマスシーズンや年末シーズンを避けられるので、そこまで混雑しないのではないかということみたいですね。
1月になったおかげでメリットも!
今回の神戸ルミナリエから交通規制は行われない
神戸ルミナリエといえば例年の1日の来場者が何十万人も訪れたため、大規模な交通規制が行われてきました。
ですが、今回から神戸ルミナリエは交通規制が行われなくなりました。
さらに今回のルミナリエは、定まったルートは設けないとのことなので、例年のように元町駅から歩かないといけないということはありません。
混雑をさけるために有料化の工夫も
海沿いの公園では新会場がつくられ、そこで先端技術を使った催し物が実施され、一部有料化にする予定とのです。そうすることで、混雑しすぎないようにするという狙いがあります。
神戸ルミナリエの魅力や見どころ
第一回の神戸ルミナリエから作品のすごさは光っていて。以下のような作品が展示されていました。
・光の回廊「ガレリア」
神戸ルミナリエ ガレリア pic.twitter.com/ZBlkKTpYW5
— suizouさんと他2022人 (@suizou) December 4, 2015
・王冠をモチーフにした巨大な光の壁掛け「スパッリエーラ」。
・光の聖堂「カッサルモニカ」。以下はイタリアの様子。
・バラのような装飾「ロソーネ」。
1999年からは入口付近に以下のような作品が展示されていました。
・巨大な光の塔が「フロントーネ」。
2015年には以下のような作品が展示されていました。
・屋根付き回廊「ガレリアコペルタ」。
どれも人気作品ばかりですね。
例年の傾向では期間中、毎日、日没になる午後5時から午後6時ごろに約50万個ものLEDライトが点灯。
すると、神戸の街の雰囲気が神戸ルミナリエの雰囲気に一変します。
そして、今回、新たなチャレンジとして拡張現実(AR)などが使われ、仮想空間を作り出す技術が導入されるとのことです。その技術を生かして、旧居留地で過去のガレリアをスマートフォンなどの画面上で再現し、記念撮影できる方法が検討されています。
なお、ガレリアの通り抜けやデジタル技術の利用は有料となる見込みとのことです。
以下の動画は神戸ルミナリエ2019の様子が綺麗に撮影された動画となっているので紹介させていただきます。
神戸ルミナリエ「光の回廊」は今年2023・2024年は無くなる?!
神戸ルミナリエのメインシンボルといえば、全長約270mに渡ってイルミネーションが続く「光の回廊」。
例年では、「光の回廊」は、東遊園地から西の方へずっと続いていたのですが、
2024年1月の開催から、整備などの負担が特定の場所に集中しないように、規模を3分の1程度に縮小し、分散して、距離や高さを縮小したうえで、光の装飾を分散して配置することになりました。
アーチ状の光の回廊「ガレリア」はメリケンパーク南東側に?!
旧居留地エリアには、これまで展示されていたアーチ状の光の回廊「ガレリア」は設置しない予定です。
そのうえで、新たにメリケンパーク内に、新しく回廊型作品の設置を検討されるとのことです。
また、光の回廊「ガレリア」はメリケンパーク南東側にアーチの数をこれまでよりも減らし、海風からの安全対策として18メートル近い高さを低くした後で設置されるという話も出てきています。
円形の装飾「ロソーネ」は旧居留地に?!
旧居留地では、三井住友銀行神戸本部ビル(同市中央区浪花町)前で円形の装飾「ロソーネ」なども展示の予定です。「ロソーネ」とはイタリア語で「バラ」を意味します。
これまではアーチ型のガレリアの終点に設置されたり、東遊園地のほか、神戸朝日ビルなどにも展示されたりしていましたが、今年は、まだわかりませんが、三井住友銀行神戸本部ビル前のみということになるのかもしれないですね。
光の聖堂「カッサ・アルモニカ」はこれまでどおり東遊園地に?!
東遊園地ではこれまでどおり円型ドーム状の光の聖堂「カッサ・アルモニカ」などが設置される予定です。この「カッサ・アルモニカ」はイタリア語で「音楽の家」を意味するのですが、第10回の神戸ルミナリエの開催時にイタリア側から寄贈されました。
ここを音楽ステージとしたコンサートを企画が実施されてきましたが今年はどうなるのでしょうか。楽しみですね。
神戸ルミナリエ2023・2024の開催場所とアクセス方法
神戸ルミナリエ2023・2024の開催場所は以下の通りです。
神戸市によると、例年とは異なり交通規制が行われないとのことなので、自由に行き来できそうです。
以前は観覧ルートが決まっていたので、入口の最寄り駅である「JR元町駅」とか「阪神元町駅」で下車というパターンが主流だったのですが、今回から、その必要はなさそうですね。
・東遊園地
・メリケンパーク
・旧外国人居留地(※三井住友銀行神戸本部ビル前広場をメインに作品展開予定。)
今回は交通規制が行われないとのことですが、初めての試みなので、どこまで混雑するのか予測不明なので、電車やバスで行かれたほうが無難です。
会場:東遊園地・メリケンパーク・旧外国人居留地
東遊園地の住所:〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町6丁目4
東遊園地へのアクセス:阪急電鉄・阪神電鉄「神戸三宮」駅から徒歩9分、JR「三宮」駅から徒歩10分。
メリケンパークの住所:〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2
メリケンパークへのアクセス➀:JR「元町」駅から徒歩約10分。
メリケンパークへのアクセス➁:阪神電気鉄道「元町」駅から徒歩13分。
メリケンパークへのアクセス➂:阪急電鉄 「花隈」駅 から徒歩8分。
メリケンパークへのアクセス➃:神戸市営地下鉄山手線「 県庁前」駅から 徒歩10分。
メリケンパークへのアクセス➄:神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅から徒歩5分。
神戸ルミナリエ2023・2024年のイルミネーション点灯時間は?
神戸ルミナリエ2023・2024のイルミネーションの点灯時間は、
例年の点灯時間から以下のようになる可能性が高そうです。
土曜日と日曜日は1時間くらい早くから始まります。
・土曜日:午後5時頃から午後10時まで
・日曜日:午後5時頃 から 午後9時30分まで
・月曜日から木曜日:午後6時頃 から 午後9時30分まで
・金曜日:午後6時頃から午後10時まで
神戸ルミナリエは、今年で終わりの真相
以前から、毎年のように神戸ルミナリエは、今年で終わりなのかもといった噂や憶測がでてきます。
それには、きちんとワケがあって、財政的に厳しいため、寄付を呼び掛けているというのが挙げられます。
今回の神戸ルミナリエの継続開催についても寄付の呼びかけが神戸市によって行われています。
もちろん、神戸市では「来年は震災30周年を迎える節目の年でもあり、開催したいと考えています。」と述べていますので、開催したいという意思はあるみたいです。
神戸市のサイトではふるさとチョイスで寄附を集めていたり、神戸ルミナリエの公式ホームページでも協賛金や募金を呼び掛けていますので、気になった方は検索してみてください。
今後のルミナリエ存続のためにも、応援したい人は協力してみるのもありですね。
神戸ルミナリエ2023・2024の屋台の出店について
神戸ルミナリエの開催期間中は、例年、屋台がいっぱいです。
過去に出店された屋台の情報を以下にご紹介します。
ただし、あくまで過去の情報ですので、今回が同じような屋台が出店されるかどうかはわかりませんのでご注意ください。
焼きそば・あげもち・玉子せんべい・ホルモンうどん・本まぐろ
2010/12/8撮影、神戸ルミナリエその4
ひそかに楽しみだったのが会場横の屋台でした🤤#写真好きな人と繫がりたい #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/k96up4JgRK— escassy@YOUTUBE風景ch (@escassy1) November 10, 2022
たこやき
おはよございます。
十何年ぶりに神戸ルミナリエ。何故ここにいるかは、察してください。
そう、お腹すいたんです。
晩飯は屋台。19時開店!
今週は「ルミナリエ行ってきたよ!」
で、1ドリンクサービス!
行ってなくても構わないのは内緒ね。お待ちしてます。 pic.twitter.com/r1Rm2vbGQa
— Bar Construction (@BarConstruction) December 10, 2019
りんご飴・ドネルケバブ
神戸ルミナリエ✨東遊園地には屋台がたくさんでています。今日はすごく寒かった〜(^_^) pic.twitter.com/RCyYpk9N
— りょうこ (@ryoko937283) December 6, 2012
からあげ
ぼっちルミナリエしてきた…
周りはもちろん、
カップルばっかり…久しぶりの神戸ルミナリエは
キレイだった。ルミナリエスクラッチが
あると知って、
1,000円分削るも紙切れ。そして、屋台で唐揚げを頂く。
聞いてください。無表情。 pic.twitter.com/nW8EYaKZOB
— たいちゃん (@imadokigawashot) December 12, 2017
厚切りステーキ
神戸ルミナリエ2019、
小作品やイルミネーションを映し込む鐘、神戸銘産品コーナー、そして宝くじ。
1000円買って1000円当たりで
支援のつもりがプラマイゼロ(笑)。
100円募金にまた募金してちょっとお買い物。
賑々しい屋台の向こうに光輝く聖堂が(笑)。#イルミネーション2019#ルミナリエ2019 pic.twitter.com/1n23EJQhNH— 猫尾 かおり (@cattail69) December 10, 2019
やきとり
神戸ルミナリエの屋台。準備中。 pic.twitter.com/YvXQytaV2I
— 神戸旧居留地 (@kobe9Kyoryuchi) December 12, 2013
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