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神奈川県庁(キングの塔)

神奈川県庁本庁舎は、関東大震災からの復興を象徴する近代建築の傑作であり、国指定重要文化財にもなっています。

この庁舎は、1928(昭和3)年10月に四代目の神奈川県庁舎として竣工しましたが、その歴史はもっと古くさかのぼります。

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初代の神奈川県庁舎は、現在の横浜地方検察庁・横浜地方裁判所がある場所に、慶応3(1867)年に建築。しかし、1882年(明治15年)12月の火災で焼失。そこで、当時の横浜町会所(現在の横浜市開港記念会館)を臨時の仮庁舎として、移転計画中だった横浜税関の庁舎を譲り受けることになり第2代目の県庁舎に。しかし1907年(明治40年)ごろには老朽化と、手狭という理由から第3代目の県庁舎を1910年(明治43年)10月から建設して、1913年(大正2年)5月に完成。ところが1923年の関東大震災で第3代目の県庁舎も焼失。そして、現在の第4代目となりました。

このように現在の庁舎に至るまでに三度の建て替えを経験しました。そのため、この庁舎は、神奈川県の歴史とともに歩んできた建物と言えるのです。

また、都道府県庁舎の中で大阪府庁本館に次いで二番目に古い建物でもあります。

この庁舎の最大の特徴は、その外観にあります。鉄筋コンクリート造り地上5階地下1階建て高さ約49メートルの建物建物の屋上中央部には、塔がそびえ立っています。

この塔は、「キングの塔」という愛称で親しまれており、横浜港のシンボルとしても有名です。この塔は、五重塔をモチーフとした和風の塔でありながら、タイル張りの壁面と独自の幾何学模様の装飾が施された外観はアール・デコ様式を基調としたものです。この和洋折衷の帝冠様式は、当時の建築界に衝撃を与えたと言われており、世界的にも稀な建築様式です。

この庁舎の外観だけでなく、内部にも見どころがたくさんあります。6階には、神奈川県庁本庁舎歴史展示室があり、この庁舎の建築に関する資料や模型、写真などが展示されています。また、屋上には展望台があり、横浜の街並みや横浜ベイブリッジ、赤レンガ倉庫、横浜ランドマークタワーなどが一望できます。どちらも平日に見学が可能です。本庁舎公開日では、普段は見ることができない知事室や旧貴賓室、議会棟などの見学ができます。

神奈川県庁本庁舎は、横浜の歴史と文化を感じることができる貴重な建物です。また、横浜三塔のひとつとしても有名で、横浜税関の「クイーン」、横浜市開港記念会館の「ジャック」とともに、横浜港の風景を彩っています。横浜三塔を一度に見られるスポットを巡ると願いが叶うという「横浜三塔物語」という伝説もあります。日没から22時までの間にはライトアップされた県庁本庁舎が美しく輝きます。神奈川県のシンボルである「キングの塔」をぜひ訪れてみてください。

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住所

〒231-8588 神奈川県横浜市中区日本大通1

電話番号

045-210-1111(代)

開館/閉館時間

月曜~金曜日 8:30~17:15

休館日

祝日、休日及び12/29~1/3

アクセス

・みなとみらい線「日本大通り駅」県庁口出口からすぐ
・JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」から徒歩約10分

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