横浜市イギリス館は、昭和12年（1937年）に英国総領事公邸として建てられたコロニアルスタイルの白い建物です。港の見える丘公園内にあり、鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地があり、建物の中はとても広いです。なんと東アジアにある領事公邸の中でも、上位にランクされていたそうです。
建物の設計は、上海の大英工部総署が担当しました。明るく開放感のある高い天井や重厚なドア、美しい寄せ木の床面など、当時のイギリス王室の雰囲気を知ることができます。
主屋の1階の南側には西からサンポーチ、客間、食堂が並んでいて、広々としたテラスから芝生の庭につながっています。2階には寝室や化粧室があり、広い窓から庭や港を眺望できます。地下にはワインセラーもあり、東側につく付属屋は使用人の住居として使用されていました。
玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版（ジョージⅥ世の時代）や、正面脇の銅板（British Consular Residence）が、旧英国総領事公邸だったことを物語っています。
昭和44年（1969年）には横浜市へと渡り、1階のホールはコンサートに、2階の集会室は会議等に活用されています。また、平成14年（2002年）からは、2階の展示室と復元された寝室が一般公開しています。
建物の周りにはローズガーデンも造られたので、バラの季節にはとても綺麗です。
横浜市イギリス館は、英国総領事公邸として建てられた歴史的な建物で、コロニアルスタイルの外観や内装が魅力的です。現在は様々な用途で利用されており、一般公開もされています。港や庭園を見渡すことができるロケーションも素晴らしく、横浜観光の際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
住所
231-0862 神奈川県横浜市中区山手町115-3
電話番号
045-623-7812
開館／閉館時間
9:30～17:00
休館日
第4水曜日（祝日の場合はその翌日）、年末年始(12/29~1/3)
アクセス
・みなとみらい線「元町中華街駅」6番出口（アメリカ山公園口）から徒歩7分
・JR京浜東北・根岸線「石川町駅」より徒歩20分
・JR京浜東北・根岸線／横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」⇒あかいくつバス「港の見える丘公園前」下車 徒歩1分
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