神奈川県民ホールは、横浜の海を望む大型文化施設として、1975年に開館した歴史あるホールです。オペラやバレエなどの大規模な舞台芸術から、クラシックやポピュラーのコンサート、各種の大会や式典まで、幅広いジャンルの催しが行われています 。また、県内屈指の規模を誇るギャラリーでは、一般の方の利用と並んで、新進気鋭の作家の個展が数多く開催されています。
神奈川県民ホールは、全国屈指の大型文化施設として知られており、2つのホールとギャラリー、会議室を備えています。大ホールは劇場型多目的ホールで、プロセニアム形式の舞台を持ちます。舞台は間口20m、高さ10m、奥行18mで、面積は1,337㎡ (オーケストラピット含む)です。
フライズの高さは24mで、奈落の深さは6.45mです。オーケストラピットは面積126㎡で、90人~100人収容可能です。舞台機構は大迫り2基、オーケストラピット迫り、自走式音響反射板、バトン21本、照明・音響設備などがあります。残響時間は約1.8秒(空席時)、約1.6秒(満席時)です。
大ホールの客席は定員(収容人数)2,493人で、1階席が1,509席(車椅子席6席)、2階席が304席、3階席が620席です。オーケストラピット使用時は1階席が190席分減ります。車椅子席6席は介護者が隣に座る場合4組分となります。1階席のうち26席は可動席で車椅子席8席分に転用可能です。視距離は1階席最後部から舞台前まで約32m、2階席最後部から舞台前まで約33m、3階席最後部から舞台前まで約36mです。
小ホールはオープンステージ形式のホールで、舞台と客席が一体となった空間を作り出します。舞台は間口13m 舞台奥巾8.5m 奥行6.6m 高さ7.4m 面積66㎡。客席は定員(収容人数)433人で、そのうち12席は可動席となっていて車椅子席6席分としても使うことができます。視距離は客席最後部から舞台前まで約17mです。
神奈川県民ホールは、芸術総監督と芸術参与を置いて、芸術文化の発展に貢献しています。芸術総監督は、オペラやバレエなどの舞台芸術の企画・制作を担当するとともに、県民ホールの芸術方針を策定します。芸術参与は、音楽や美術などの分野で活躍する専門家で、芸術総監督の補佐や助言を行います。
神奈川県民ホールは、パイプオルガンを有する数少ないホールの一つです。パイプオルガンは、1975年にドイツのクライス社によって製作されたもので、約2024本のパイプがあります。パイプオルガンは、オルガン・プロムナード・コンサートやオルガン avec バレエなどの公演で使用されています。
神奈川県民ホールは、様々な取り組みを行っています。例えば、リラックスパフォーマンスという、障がい者や高齢者などが気兼ねなく楽しめる公演を開催しています。また、みんなでたのしむオペラという、子どもから大人までが一緒に楽しめるオペラ公演を開催しています。さらに、C×C (シー・バイ・シー)という、作曲家が作曲家を訪ねる旅という企画を行っています。
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住所
神奈川県横浜市中区山下町3-1
電話番号(代表)
045-662-5901(※午前9時から午後5時まで)
休館日
原則として12月28日から1月4日まで。
アクセス
電車で行かれる場合
- みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩で8分。
- JR根岸線・市営地下鉄「関内駅」から徒歩で約15分。
バスで行かれる場合
- 横浜市営バス(8系統・58系統・20系統・2系統・109系統) 「芸術劇場・NHK 前」バス停で下車してから2分。
- 横浜市営バス(26系統) 「大さん橋入口」バス停で下車してから1分。
タクシーで行かれる場合
- 横浜駅から約15分。
- 関内駅、石川町駅から約5分。
- 新横浜駅から約30分。
- 羽田空港から高速道路利用で約30分。
首都高速で行かれる場合
- 横羽線「横浜公園」出口から約5分。
- 狩場線「新山下」(上り・下り)出口から約6分。
- 狩場線「山下町」(上り)出口から約5分。
駐車場
あり
駐車場の収容可能台数
合計84台
駐車場の種類と車のサイズ
- 第1駐車場 屋内65台 高さ2m・長さ5mまで
- 第2駐車場 屋外19台 長さ5mまで
駐車場の営業時間
24時間年中無休
駐車料金
乗用車 最初の30分まで240円(※それ以降は30分ごとに230円)
駐輪場
なし
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