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エリスマン邸

横浜・元町公園に佇む白亜の洋館「エリスマン邸」。この建物は、日本の建築界に大きな影響を与えた「近代建築の父」と呼ばれるアントニン・レーモンドが設計したもので、1926年に生糸貿易商フリッツ・エリスマンの邸宅として建てられました。

エリスマンはスイス出身で、シーベル・ヘグナー商会の横浜支配人として活躍しました。彼は1940年に亡くなり、横浜外国人墓地に眠っています。

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エリスマン邸は、木造2階建て、和館付きで建築面積は約81坪。屋根はスレート葺きで、1階は竪羽目板張り、2階は下見板張りという外壁が特徴的です。煙突やベランダ、屋根窓などの洋風住宅の要素と、水平線を強調したモダニズム的要素が調和しています。

建物の特徴からレーモンドの師匠である世界的建築家F.L.ライトの影響も見られます。暖炉や上げ下げ窓、鎧戸なども当時のまま再現されています。

1982年にマンション建築のため解体されたエリスマン邸ですが、その歴史的価値を認めた横浜市が部材を買い取り、1990年に元町公園内に移築復元しました。

2001年には横浜市認定歴史的建造物に選定されました。

現在は無料で見学できる施設として公開されており、1階には応接室や居間兼食堂、サンルームなどがあります。

レーモンドが設計した家具も展示されています。2階では山手や洋館に関する資料が展示されています。地下ホールは貸し出しスペースとして利用できます。

エリスマン邸内には「しょうゆきゃふぇ」というカフェもあります。

ここでは醤油パンや生プリンなどのオリジナルメニューを楽しめます。生プリンはプリンの上に生卵が乗っているという斬新なもので、相模原産の高級卵を使っています。なめらかで濃厚な味わいが人気です。

また、「Café Ehrismann(カフェ エリスマン)」が2022年7月22日金曜日に新規オープンされました。大正ロマンが感じられるような気品あふれる食器とともに、パスタやコーヒー、紅茶、その他に甘いものはケーキ、アイスクリームなどのデザートなどが楽しめます。

エリスマン邸は異国情緒あふれる山手の丘に建つ歴史香る西洋館です。近代建築の父が設計した白亜の美しさと、生糸貿易商の豊かな暮らしを垣間見ることができます。みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩8分です。ぜひ一度足を運んでみてください。

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住所

〒231-0861  横浜市中区元町1-77-4

電話番号

045-211-1101

エリスマン邸の開館または閉館時間

午前9時30分から午後5時

休館日

第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)

アクセス

・みなとみらい線「元町中華街駅」6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
・JR京浜東北・根岸線「石川町駅」から徒歩15分
・JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から、あかいくつバス「港の見える丘公園前」を下車してから徒歩7分

駐車場

なし

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