富岡総合公園の魅力と歴史
富岡総合公園は、横浜市金沢区にある広大な公園です。古くは海沿いの景勝地であった場所につくられた公園で、昔の趣を残しながらも、現代の人々の憩いの場となっています。公園には、自然樹林や花木、運動施設や展望台など、さまざまな魅力があります。また、公園の歴史は、日本の近代史とも深く関わっており、興味深いものです。ここでは、富岡総合公園の魅力と歴史について紹介します。
自然と触れ合える公園
富岡総合公園は、ミズキ、タブ、クヌギなどの自然樹林地が広がっており、鳥獣保護区に指定されています。木立の中を散策したり、野鳥観察を楽しんだりすることができます。また、公園には、桜並木、梅林、ボタン園など、四季折々の花を見ることができる場所もあります。特に、桜並木は、花見の名所として知られており、春には多くの花見客が訪れます。公園の中央には、展望台があり、そこからは、かつて海沿いの景勝地であったことを示す地図を見ることができます。展望台からは、富岡の山の先が海であったことがよく分かります。
運動と楽しみの公園
富岡総合公園には、運動と楽しみのための施設も充実しています。公園内には、テニスコート、アーチェリー場、運動広場などがあります。テニスコートは、2時間 200円です。アーチェリー場は、公営施設としては日本最初のもので、90メートルの射程のものが20レーンあります。多くの国際選手を育てたことで有名な施設です。運動広場は、野球やサッカーなどの球技ができる広さがあります。また、公園の入口には、西洋の公園を思わせる並木があり、散歩やジョギングにも最適です。
歴史と学びの公園
富岡総合公園の歴史は、日本の近代史とも深く関わっています。公園の一部は、かつて日本海軍の基地「横浜海軍航空隊」があった場所です。横浜海軍航空隊は、昭和11年に開設され、水上機や飛行艇の基地として使用されました。日本の敗戦により、米軍に接収され、富岡倉庫地区と呼ばれるようになりました。昭和46年に返還され、昭和50年から公園として公開されるようになりました。公園の入口には、昔の航空隊の隊門が残っており、当時の面影を感じることができます。
お問い合わせ先
TEL・FAX:045-774-3003(富岡総合公園管理センター)
住所
アクセス
- シーサイドライン「南部市場」駅下車徒歩5分
- 京浜急行「京急富岡」駅を下車した後、京急バス「富岡」から4系統(磯子駅行き)で「鳥見塚」下車してすぐ。
注意事項
- 公園内にごみ箱は設置されていません。ごみは各自お持ち帰りをお願いします。
- 公園内でカセットコンロやバーベキューコンロなど火気の使用はできません。
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