京都市のノーマイカーデーの参加事業者として活動しています。

京都市ノーマイカーデー

京都市では毎月16日をノーマイカーデーと定めています。当社は、京都市のノーマイカーデーの参加事業者です。当社と関係がある京都市在住の関係者の方には、ぜひノーマイカーに協力していただけたらと思います。

16日がノーマイカーデーになった経緯は、京都議定書が2005年2月16日に発行されたためです。

京都議定書とは、1997年12月に京都で行われたCOP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)つまり地球温暖化に対して世界でできることを話し合い約束事として決めるための国際会議で採択された、環境に対して先進国であるそれぞれの国が温室効果ガスをこれくらいに抑えますよといった目標を世界に掲げた決め事のことです。

京都議定書では、まず一回目の約束の期間である第一約束期間(2008年~2012年)において日本は1990年よりも約6%の温室効果ガス削減目標を掲げました。このときの締約国が192か国ありました。

地球温暖化対策のために人類が行動するための道筋をつけたのがこのCOP3だと言われていて、その開催地である京都市の世界からの評価は高いです。

ノーマイカーデーとは、文字通り、愛車に乗らないことを呼び掛けるものです。たとえば、マイカー通勤をしないで、代わりに公共の乗り物(バス、電車)や自転車などで通勤するなど、余程の事情がない限り愛車に乗らないようにすればOKです。

愛車に乗らないことのメリットの一つ目は、いままで愛車に乗っていたことで気づかなかった風景に気づくようになること。京都市は魅力的な歴史のある町ですが、マイカーに乗ってるとあっという間に通り過ぎてしまうので、歩くからこそ気づくこともでてきます。

愛車に乗らないことのメリットの二つ目は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出が減ることです。どういうことかといいますと、2020年度の日本のco2排出量のうち、約18%が自動車や船舶などの運輸部門を占めているのですが、その運輸部門のうち約50%が自家用車という結果がでています。
運輸部門における二酸化炭素排出量(国土交通省調べ)

そのため、ノーマイカーデーの存在意義はとても深く、なんといっても愛車に乗らないだけで現在私たちが抱える地球温暖化抑制に貢献することができます。最近の地球温暖化の影響はすさまじく、海水温が上昇したことで、大型台風の増加、そのほかゲリラ豪雨、線状降水帯といった危険な雨が降るようになりました。

こういった現象を少なくするためにも、まずは身近なところからノーマイカーを意識して行動することが大切です。