イーサリアムをブロックチェーン上で取引を行う際には「ガス代」という手数料がどうしてもかかってしまうのですが、以前は高騰していて悩みの種でした。ですが、最近は大幅に下落していて、取引のしやすい環境となってきました。
ですが、ちょっとしたことが原因で高騰したこともありましたので、常に手数料の確認はしておいた方がいいでしょう。
そこで、「イーサリアムのガス代とは？」といった疑問やガス代のメリット・デメリットさらに「イーサリアムのガス代はどうやって決まるのか？」そして、イーサリアムのガス代の確認方法やイーサリアムの手数料が安くなった理由やイーサリアムの手数料を決める仕組み・イーサリアムのガス代が高くなったときに節約するコツなどを解説していきます。
イーサリアムのガス代とは
ガス代とは
- ガス代とは、イーサリアム・ブロックチェーンの利用手数料です。イーサリアム・ブロックチェーン上で取引履歴の記録の際に膨大な量の計算が必要になるため、それをおこなってくれる「マイナー」への報酬として支払われる手数料のことです 。
- ガス代はイーサリアム（ETH）で支払われます 。
- ガス代は基本手数料、優先手数料、ガス限度額の3つの要素によって決まります。
- ガス代は自動で設定されますが、ユーザーは優先手数料とガス限度額を自分で調整することもできます。
ガス代のメリット
- ガス代は、取引を検証するマイナーに報酬を与えることで、ブロックチェーンの健全性とセキュリティを保つ役割を果たします 。
- ガス代は、悪意あるユーザーがネットワークを攻撃するコストを高くすることで、ブロックチェーンを守る効果もあります 。
- ガス代は、イーサリアムのネットワークサーバーの負担を軽減する効果があります。混雑した場合に手数料が高くなることで、サーバーがパンクしないように調整しています。
ガス代のデメリット
- ガス代は、ネットワークが混雑すると高騰する傾向にあります 。
- ガス代は、ユーザーにとっては手数料としての負担になります。
- ガス代は、一定額ではなく変動するため、予測しにくい場合もあります。
基本手数料・優先手数料・ガス限度額について
基本手数料は、ネットワークの混雑度に応じて自動的に調整される最低限の手数料です。
優先手数料は、ユーザーがマイナーに支払う任意の手数料で、高いほど取引が早く処理される可能性が高くなります。
ガス限度額は、ユーザーが取引やプログラムの実行にかけることができる最大のガス量です。ガス限度額を超えると、取引やプログラムは失敗し、すでに消費されたガス代は返却されません。
ガス代が悪意あるユーザーからブロックチェーンを守ってくれる仕組みについて
イーサリアムのガス代は、ブロックチェーンを攻撃するコストを高くすることで、ネットワークのセキュリティを保つ役割も果たしています。
例えば、悪意あるユーザーが無限ループなどの無駄な計算を行うプログラムを送信した場合、そのプログラムはガス限度額に達して失敗しますが、その間に消費されたガス代は悪意あるユーザーに返却されません。
悪意のある攻撃をするとブロックチェーンを動かせば動かすほどガス代が発生するため、莫大なガス代が必要になり割に合いません。このようにして、攻撃者は自らの資産を減らすことになります。
取引を検証するバリデーターも不正ができないようにすることで安心に！
イーサリアムではプルーフ・オブ・ステーク（PoS）と呼ばれるコンセンサスメカニズムを採用しています。
これは、取引が正しいかどうかを検証するためのブロックを作成する権利を持つバリデーター（マイナー）をイーサリアムの保有量が多い人に任せる仕組みです。
マイナーは自分のイーサリアムをステーク（担保）してブロックを作成し、正しく作成した場合に報酬を得ますが、不正なブロックを作成した場合にはステークしたイーサリアムを失います。このようにして、バリデーターは自分の利益とネットワークの安全性が一致するように誘導されます。
つまり、バリデーターも不正ができない仕組みになっているので、みんなが安心して取引ができるようになっています。
イーサリアムのガス代はどうやって決まるのか？
イーサリアムで送金や取引をするときに必要なガス代は、どのように決まるのでしょうか？また、その金額は日本円に換算するといくらになるのでしょうか？ここでは、イーサリアムのガス代の算出方法や平均値、日本円への換算方法などを解説していきます。
ガス代の構成要素
イーサリアムのガス代は、「基本手数料（Gas Price）」・「優先手数料（Priority Fee）」・「ガス限度額（Gas Limit）」の3つの要素から成り立っています。それぞれの意味と計算方法は次の通りです。
- 基本手数料（Gas Price）：1gasあたりにかかる基本料金で、ユーザーの需要によって変動します。トランザクションが多いと高く、少ないと安くなります。単位は「Gwei（1Gwei＝0.000000001 ETH）」です。0.000000001 ETHの0は全部で9つあります。
Gweiはギガウェイと読みます。 - 優先手数料（Priority Fee）：トランザクションを早く処理してもらうためにバリデーターに支払うチップです。多いほど優先されやすくなります。単位は「Gwei」です。
- ガス限度額（Gas Limit）：トランザクションに使えるガスの上限で、トランザクションの大きさによって決まります。ユーザー自身で調整することができますが、低すぎるとトランザクションが失敗する可能性があります。単位は「Gas」です。
これらの要素を使って、ガス代は以下の式で求められます。
ガス代（gwei）=（基本手数料+優先手数料）×ガス限度額
この式で出た金額は最大値であり、実際に使用したガス量分だけ支払います。余った分は返金されます。
ガス代の平均値と日本円への換算
イーサリアムのガス代は常に変動していて、ぴったり予想することは難しいです。
たとえば、Gas Priceが20gwei、Priority Feeが5gwei、Gas Limitが20000GASとすると、次のように計算することが可能です。
(20 + 5) × 20000 = 500000（gwei）= 0.0005（ETH）= 1ETH（約271円）×0.0005＝およそ135円ということになります。※10月26日時点の1ETHの円換算で計算。
ただし、イーサリアムのレートも変動するため、正確な金額はその時々で異なります。また、取引所やウォレットによっても手数料が異なる場合がありますので、ご注意ください。
イーサリアムのレートの現在の詳しいレートはビットフライヤーで知ることができます。
イーサリアムのガス代の確認方法
イーサリアムのガス代は時々高騰したり低下したりするので、安いときにトランザクションを実行すれば、お金を節約できます。 イーサリアムのガス代を知るには、現在の状況をグラフで表示している専門のサイトを見ると便利です。
例えば、2023年10月26日の今日、以下のサイトでチェックできます。 サイトによっては過去の推移がどれだけ見られるかや、最新の値にどれくらい早く反映されるかなどが違うので、色々なサイトを比較して自分に合ったものを使うと良いです。
etherscan
Etherscanは、イーサリアムのブロックチェーン上で行われた取引やウォレットの情報を見ることができるサイトです。イーサリアムで送金やスマートコントラクトを実行するときに必要なガス代も、リアルタイムで確認できます。
Etherscanには、以下のような機能があります。
- ウォレットの情報を確認する
- 自分のイーサリアムアドレスを検索窓に入力すると、保有量や取引履歴などが表示されます。
- 取引履歴からは、取引の詳細やガス代なども見ることができます。
- ガス代を確認する
- Etherscanのトップページには、Ethereum Gas Trackerというグラフがあります。
- このグラフは、取引の優先度によって変わるガス代の相場を示しています。
- Low, Average, Highの3つのレベルでガス代が表示されており、15秒ごとに更新されます。
- エクスプローラーとして利用する
- Etherscanでは、イーサリアムのブロックやトランザクション、スマートコントラクトなどを検索して詳細を見ることができます。
- また、イーサリアムに関する最新のニュースや統計データも提供されています。
Etherscanへのアクセス方法はいくつかありますが、一般的な方法は以下の通りです。
- URLから直接アクセスする
- メタマスクやマイイーサウォレットなどのウォレットサービスからアクセスする
- メタマスクの取引画面からアクセスする
Etherscanは、イーサリアムを利用する際に便利なサービスです。ぜひ活用してみてください。
ETH GAS STATION
ETH GAS STATIONは、仮想通貨「ETH(イーサリアム)」の取引手数料やネットワークの状況を確認できるサイトでした。2023年7月1日にサービスを終了しましたが、その時点までに提供していたデータは非常に充実していました。
このサイトでは、Ethereum Gas Price Chart（イーサリアムガス価格チャート）でどの日にガス代が高騰しているのかを見ることができました。
Gas Price by Time of Day（時間帯別のガス価格）ではどの時間が高騰しやすいかについても把握できた便利なサイトでした。
ethereumprice
ethereumpriceは、Milk Roadという暗号資産のメディアが提供するガス代チェックツールです。このツールでは、イーサリアムのガス代をGWEIという単位でチャート形式やヒートマップで見ることができます。
チャート形式では、過去一週間のガス代の変動をグラフで確認できます。グラフの上下によって、ガス代が高いか安いかが分かります。グラフを下にスクロールすると、時間帯別のガス代をヒートマップで見ることができます。
ヒートマップでは、赤色が濃いほどガス代が高く、赤色が薄いほどガス代が低いことを表します。一週間分のデータが表示されているので、ガス代が高くなりやすい時間帯や低くなりやすい時間帯を把握できます。ただし、時間帯によらずに突然ガス代が上昇することもありますので、あくまで参考程度にしてください。
ethereumpriceは、イーサリアムのガス代を直感的に判断するのに役立つツールです。しかし、表示期間は一週間に限られていますので、他の期間のガス代を知りたい場合は別のツールを使う必要があります。
beaconcha
beaconcha.inは、ETHメモリプールに保存されているトランザクションのデータから、ガス代の価格を予測するサイトです。
この方法は、beaconcha.inでは、過去のガス代の履歴を見ることができるので、安く取引できる時間帯を探すのに便利です。
GasNowは、イーサリアムネットワークのガス代の価格情報をリアルタイムで提供していたサイトでしたが現在は閉鎖されています。イーサリアムやNFTの取引・売買・転送・ミントなどに必要なガス代を知ることができました。NFTの売買などには、ガス代が高くなりがちなので、GasNowは非常に役立つツールでした。
beaconcha.inでも、そういうGasNowの内容を引き継いでいるので、「GasNow Gas Price Estimation」という項目で、イーサリアムを移動・転送する際のガス代を見積もることができます。ガス代は、以下の4つのレベルに分かれています。
Rapid(高速)：トランザクションを最速で処理するレベル。ガス代は最も高くなりますが、すぐに確定します。 Fast(速い)：トランザクションを早く処理するレベル。ガス代は高めですが、ほとんど遅延しません。 Standard(標準)：トランザクションを普通に処理するレベル。ガス代は平均的ですが、ネットワークの状況によっては時間がかかることがあります。 Slow(遅い)：トランザクションを遅く処理するレベル。ガス代は最も安くなりますが、確定までに長い時間がかかることがあります。
GasNowは英語表記しかありませんでしたが、beaconcha.inでは日本語表記もあります。イーサリアムやNFTの取引に興味がある方は、ぜひbeaconcha.inを利用してみてください。
GASFee Dashboard
「GASFee Dashboard」は、イーサリアムやその他の仮想通貨のガス代を日本円で表示してくれるサイトです。日本語に対応しているので、日本語で情報を得たい方に便利です。「GASFee Dashboard」では、BNBやポリゴンなどの仮想通貨も確認できます。
ガス代とは、イーサリアムなどのブロックチェーン上で取引を行う際に必要な手数料のことです。ガス代は、取引の処理速度によって変わります。「GASFee Dashboard」では、「遅い」「平均」「早い」という3つの項目でガス代を表示しています。これらは、「ガスリミット」と呼ばれる処理速度を表しています。「遅い」は処理速度が低くてガス代が安いことを、「早い」は処理速度が高くてガス代が高いことを意味します。
また、「GASFee Dashboard」以外にも、自分の過去の取引でかかったガス代を知りたい方は、「クリプタクト」という仮想通貨の損益計算ツールを使うことができます。「クリプタクト」では、取引履歴からガス代を確認することができます。
イーサリアムの手数料が安くなった理由
イーサリアム（ETH）は仮想通貨の中でも特に機能が豊富なもので、NFTやミームコインなどの色々なものを作ったり交換したりできます。しかし、その分手数料が高くなりがちで、以前は一回の取引で1万円以上もかかることもありました。それが今では360円程度に下がっています。どうしてこんなに安くなったのでしょうか？
イーサリアムの手数料を決める仕組み
イーサリアムの手数料は「ガス代」と呼ばれています。ガス代はイーサリアムネットワークの混雑具合によって変わります。混雑しているときは高くなり、空いているときは安くなります。これは、イーサリアムネットワークに参加している人たち（バリデータ）が、取引を処理するために必要なコンピューターの電力や時間を考慮して決めているからです。
2022年にイーサリアムは手数料を決める仕組みを変えました。新しい仕組みでは、その時点での取引の複雑さを基準としてガス代を決めます。そして、ガス代の一部をバーン（焼却）することで、イーサリアムの供給量を減らします。これによって、イーサリアムは価値が上がる可能性が高まりました。
イーサリアムからL2への移行
しかし、イーサリアム上で行われる取引の複雑さは減っています。これは、イーサリアムからL2と呼ばれる別のネットワークへの移行が進んでいるからです。L2とは、イーサリアムと連携しているネットワークで、高速で安価な取引を可能にするものです。
L2では、イーサリアムと同じようにNFTやミームコインなどの取引を行うことができますが、イーサリアム本体ではなくL2上で処理されるため、ガス代はほとんどかかりません。L2はいわばネットショップで、イーサリアムはいわば実店舗です。ネットショップでは店員やレジなどが必要ありませんし、実店舗では商品や包装紙などが必要です。
L2への移行は2021年から加速しており、現在では多くのL2ソリューションが存在します。例えば、Optimism（オプティミズム）、Arbitrum（アービトラム）、Base（ベースチェーン）などです。これらのL2ソリューションはそれぞれ特徴や利点がありますが、共通しているのはイーサリアムエコシステムに属しているということです。つまり、L2間やL1とL2間で資産を移動することができます。これを可能にする技術がレイヤーゼロ（LayerZero）やオービター（Orbiter Finance）などです。
イーサリアムエコシステムの拡大
L2への移行はイーサリアム本体の混雑を解消し、ガス代を下げる効果がありますが、同時にイーサリアムエコシステム全体の拡大を促進しています。イーサリアムのL1とL2の合計でのアクティブアドレス数は過去最高を更新し、イーサリアムを長期間保有する投資家も増えています。
これは、イーサリアムがセキュリティや信頼性を担保する役割に特化し、L2が利便性や多様性を提供する役割に特化することで、より強固なネットワークを形成していることを示しています。
つまり、ガス代が下がった理由は、イーサリアム本体では簡単な取引だけを行い、複雑な取引はL2（いわばネットショップ）に移行したことで、混雑が解消されたからです。しかし、これはイーサリアムエコシステムが衰退したということではなく、むしろ拡大したということです。L2間やL1とL2間で資産を移動することができる技術が発展したことで、イーサリアムエコシステムは2021~2022年とは比較できないほど巨大なものとなっているのです。
イーサリアムのガス代が高騰していた背景
2023年10月の現時点ではガス代の価格が下落基調ですが、過去には高騰していたことがあります。
その理由を知ることで、また価格高騰が生じた時に対応ができますので、以下に、背景を記載しておきます。
イーサリアムの価格が上昇したため
ガス代はイーサリアム（ETH）で支払うこととされています。仮想通貨の価格は市況により変動するため、イーサリアムの価格が上昇するとガス代もそれに応じて値上がりしていきます。ガス代の節約を考える際には、ガス代の相場だけでなくイーサリアム自体の価格変動も考慮する必要があります。
ネットワークが混み合ったため
イーサリアムのガス代は需要によって変動するため、トランザクションが増加するほど（ユーザーが増えるほど）料金が値上がりする傾向があります。トランザクションの増加により処理が遅れる問題は「スケーラビリティ問題」といわれ、ガス代が高騰する大きな要因のひとつとされています。
イーサリアムの取引数が多いのも、ガス代の高い原因と言えます。イーサリアムのブロックチェーンには、3,000以上のDapp（ブロックチェーンで動作するアプリ）があり、1日の取引数は25万以上と言われています。
マイナーが高い報酬を求めたため
マイナーも人間なので、利用者が増えるとマイナーも忙しくなります。同じマイニングなら、高い報酬を得たいと考えるでしょう。そのため、マイナーはガス代の高い取引に集中しすぎています。これもガス代を高騰させる原因です。
イーサリアムのガス代を節約するコツ
イーサリアムのガス代は、ネットワークの混雑具合や取引の種類によって変動します。ガス代をゼロにすることはできませんが、できるだけ低く抑えられるように、以下の5つのコツを紹介します。
1. 混雑している時間帯を避ける
ネットワークが混雑していると、処理に時間がかかりガス代も高くなります。しかし、逆に言えばネットワークが空いている時間帯を見つけて取引をすれば、ガス代の安いときに取引できる可能性が高くなります。
ガス代の価格がわかるサイトなどを利用して、ガス代が安くなる時間帯などを調べておくと良いでしょう。
ガス代が高いと感じたら、時間をおいてから取引するようにしましょう。ガス代の変動幅は大きく、少し待つだけでガス代が半分以下になるケースも。ただし、逆にガス代が高くなってしまうこともあるので、そのときはあせらずあきらめて、次のチャンスが来るようにしましょう。
取引する時間帯は平日の午後12時から夜18時までがおすすめ。というのも、取引人口の多いアメリカなどが深夜時間になるため、取引する人が大幅に減り、ネットワークが空きやすい傾向があるからです。
2. ガス代の上限（リミット）を設定する
イーサリアムのガス代を決める3つのファクターのうち、Gas Limit（ガス限度額）はユーザー自身が設定することができます。ガス代として支払うことができる最大額を事前に決めておくことで、必要以上な出費を防ぐことができます。
適切な上限額の目安は、先にご紹介したガス代のリアルタイムな価格がわかるサイトなどを参考にすると良いでしょう。
ただし、ガス代を低すぎると設定してしまうと、承認されるまでに時間がかかったり承認されず差し戻されたりする可能性があるため注意が必要です。
3. レイヤー2スケーリングソリューションを活用する
ガス代の節約には、レイヤー2（セカンドレイヤー）を利用する方法もおすすめです。
レイヤー1とは、ビットコインやイーサリアムのような「ブロックチェーン」のことを指します。
ですが、それでは、ユーザーが増えるとガス代が高くなる現象が発生、そこで考え出されたのがレイヤー2です。
レイヤー2では、イーサリアムのメインネットワーク（レイヤー1）のセキュリティを取り入れながら、ビットコインやイーサリアムなどのメインネットワークと接続したレイヤー2で別に取引することで、ブロックチェーンの負荷の軽減をおこなっています。
レイヤー2を利用することで、ガス代を節約できるだけでなくトランザクションにかかる時間も短くできるといったメリットがあります。
レイヤー2には以下のような種類があります。
たとえば、ビットコインでは、ライトニングネットワーク、ライデンネットワークなどがあります。
また、イーサリアムでは、Polygon、Arbitrum、optimizm、StarkWare、zkSync、などが最近よく聞かれますが、レイヤー2でよく使われ有名になりました。
4. まとめて送金(送金回数を減らす)
ETHを送金するガス量は、送金するETH量に関わらず21,000 gasかかります。
つまり、0.01 ETH送金するのも、1 ETH送るのも同じ送金手数料がかかります。
そのため、ガス代を低く抑えるコツとして、こまめに送金するよりも、できるだけまとめて送金する方がお得です。
取引するたびにガス代が発生するので、一度にまとめて取引するようにしましょう。
たとえば、ウォレットから送金したお金が足りず追加送金すると、ガス代を2回支払うことになるためもったいありません。
取引に使う仮想通貨はなるべく多めに用意し、取引はなるべく一回で終わらせましょう。
5. MetaMaskの設定を変更する
Metamask(メタマスク)を使用してETHをやり取りする方は特に慎重になったほうがいいでしょう。通常はメタマスクが計算したガス代を支払いますが、メタマスクが送金時に計算したガス代は相場よりも高い場合が多いです。
メタマスクでは、ガス価格を自分で設定することができるので、Ether Gas Trackerなどで相場を確認して、自分で設定するとガス代を低く抑えることができます。
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