消費者庁の食品ロス削減に向けた取り組みに賛同します。

ためねたエンタープライズでは消費者庁の食品ロス削減に向けた取り組みについて賛同します。

そして、食品ロス削減自主宣言にも参加予定です。

食品ロス削減自主宣言

ためねたエンタープライズは食品ロスを削減するために以下の取組を行います。

  1. 社内外の関係者に食品の保存方法を各自確立できていない場合は買いすぎないように注意喚起を行う。
  2. 食品ロスのことについて一人でも多くの人に知ってもらうため普及啓発活動を行います。
  3. 食品ロスが起きていないか定期的にチェックして改善点があれば見直します。

 

食品ロスを避けるために自主的に保存方法を確立しましょう!

まず、どうしても、買いたくなった食品が目の前にあった場合、買いすぎないように言われてもついつい買ってしまうのではないでしょうか。

そこで、ちょっと原始的な方法ですが、お試しでできる内容なのでお付き合いください。

日ごろ物価が高騰している昨今ですが、ある日、スーパーに行ったときに、思いもよらないほど野菜や果物が安売りしていたなんてことはないでしょうか。

そんなとき、わくわくしますよね。ですが、めったにないチャンスだと思って、ついつい買いすぎてしまうけど、自宅の冷蔵庫に入りきらずに、特に夏のように室内の温度が暑くなる時には結果的に長持ちせずに腐ってしまったなんてことも・・・。これでは、結果的にフードロスになってしまいますよね。

この記事を読まれているあなたにはそのようになってほしくありません。

この食品ロスを解決するためには、野菜や果物を冷蔵庫以外で長持ちさせればいいので真っ先に思い浮かぶのがクーラーボックスです。ですが、小さなクーラーボックスではたいして野菜や果物が入りませんし、野菜や果物を大量購入したときには、だいたい1箱あたり90リットルくらい入るくらいでないと、十分な量を保存することができません。

ただ、100リットル入るクーラーボックス1箱は、(2022年8月時点)で10000円以上と結構なお値段ですし、保冷剤も予備の分も購入すると結構なお値段になります。

そこで、全部で1000円くらいで野菜や果物が長持ちする自作の約90リットルの保存用ボックスができれば、うれしいですよね。

実はできます。というか、作りました。深入りのプラスチック製収納ボックスで簡単です。
以下は自作の保存用ボックスの外観です。アルミ保温シートで覆われています。

自作の保存用ボックス

横から見るとこんな感じです。この中に野菜や果物が入っています。なかなか想像できませんよね。

横から見たボックス

ただ、定期的に氷を入れ替える必要がありますので、こまめに管理ができない方は、自作の保存用ボックスの使用はやめたほうがいいかもしれません。

<h4>当社ではフードロス対策として自作90リットル保存用ボックスで野菜や果物を保存しています。こまめに管理できる方に向いています</h4>

では、どのくらい野菜や果物が入るのかと言いますと、ナスとババナでは以下のようになります。ちょうどペットボトルの氷が解けていたので交換のときに撮影しました。

だいたいですが、小さなナスなら1袋11本詰めで10袋くらいは入ります。本当は積み重ねればたくさん入るかと思いますが、ちなみにむやみやたらと積み込むとナスやババナは重さで傷みやすくなるので積み重ねていません。

実際の保存方法

<h4>自作の保存用ボックスに保存された野菜はどのくらい長持ちする?</h4>

経験上ですが、普通にボックスなしで室内に野ざらし放置しておくと、2022年8月の35度以上の暑さのときにエアコン28度を稼働させていてもナスは1日~2日くらいで腐ってしまいました。ナスは暑さに弱くドロドロに溶けてしまうんです。

ところが、日中35度くらいでもエアコン28度を稼働させたうえでの自作の保存用ボックスに保存されたナスは、8時間に1回は保冷用ペットボトルの交換をきちんとしていればという前提ですが、ペットボトルに密着させているナスは冷えているので7日くらいは持ちました。

ですが、保冷用ペットボトルの設置場所から遠いところのナスは、冷えないせいか3日で傷みかけているのもありました。ですので、保冷用ペットボトルから離れた箇所にも凍らせたペットボトルを設置するともっと長持ちします。

以下のように2本のペットボトルを設置してペットボトルの周囲にナスを囲むように密着させておくといいです。
なおペットボトルにビニールをかぶせておくと水滴がつきにくいのでおすすめです。

ペットボトル2本

以下は日中エアコン28度を稼働、深夜はエアコン停止という環境での保存3日目になりますが、ペットボトルの付近のナスはどこも傷んでなくみずみずしいです。

保存3日目

以下は日中30度を超えた日もあるなか、エアコン28度を稼働、深夜はエアコン停止という環境での保存5日目になりますが、ペットボトルの付近のナスは少しだけ光沢が失われてきているナスも一部ありますが、それでも全体的にみずみずしいです。

保存5日目

以下は同条件での保存5日目のバナナです。スイートスポットが出現していて食べごろですが、まだまだ日持ちしそうです。いちおう、食べてみましたが、かなり甘かったです。

バナナ5日目

じゃがいもは暑さに強いので新聞紙にくるんでおけばなお、日持ちします。

ただ、それぞれの野菜の種類や環境によって保存状態は変わってくるはずなので、たとえ、予定より早めに腐ってしまっても当社は責任を負いかねます。自作の保存用ボックスを使用するかどうかは、ご自身の判断でお願いします。

<h4>1000円くらいでできる自作の保存用ボックスの作り方</h4>

自作の保存用ボックスを作るために用意するものは、

アルミ保温シート(アルミ両面が望ましい)70×180cm 3個×100円=300円
深入りプラスチック製収納ボックス39×32×74cm 約92リットル 1個 約700円
水2リットルを冷凍庫で凍らせたペットボトル1本できれば2本ならより腐りにくいので理想 タダ0円
水2リットルを冷凍庫で凍らせた交換用ペットボトル1~2本 タダ0円
ペットボトルの結露用容器なんでもok1個~2個
新聞紙2枚
養生テープまたはセロハンテープ

これだけです。非常に安いです。(※2022年8月時点の価格なので今後変動するかもしれません。)

<h5>アルミシートを使用したボックスの内装の作り方</h5>

アルミ保温シート2枚は、収納ボックスの内側を覆うために使用します。
以下を参考に収納ボックスにうまく合わせてシートを敷くようにしてください。
シートを固定したいときには養生テープを貼っていきましょう。

アルミ保温シート敷き方

そして、シートの上に新聞紙を2枚くらい敷いておきましょう。

新聞紙敷き方

そして、もう1枚は、外から熱が入らないように以下のようにフタとして使用します。

フタの使い方

<h4>アルミシートを使用したフタの作り方</h4>
以下のようにボックスにあうように折りたたみ、あとは養生テープで止めるだけです。
アルミシートを使用したフタの作り方

<h5>自作の保存用ボックスの使いかた</h5>

まず、自作の保存用ボックスを使用するときは、ボックス内の温度を低く保ち続けるために、水を凍らせたペットボトル2リットルを1本だけ設置する場合はボックスの真ん中あたりに置いて保冷剤として代用します。

自作の保存用ボックスの使いかた

ペットボトルの結露用容器はなんでもいいので用意してペットボトルの下に敷いておきます。そして、だいたい8~12時間に1回はペットボトル交換をして、結露用容器にたまった水を捨てしましょう。あと、アルミ保温シートの上に敷いていた新聞紙が濡れていたら交換しましょう。

また、先述のとおり、ペットボトルから離れた箇所は野菜が傷みやすいので、ペットボトル2本を設置して密着させるように野菜を置いておくと、かなり日持ちするようになるはずです。

ペットボトル2本

そして、ペットボトル交換するときに必ず野菜や果物の状態を確認して、傷みかけていたりしたら早めに取り出して食べるようにしましょう。特にナスはしなびかけてきたり、バナナは香りがでてきて、茶色いスイートスポットがでてくれば、食べごろのサインなので放置せずに早めに食べてしまったほうがいいです。

食べごろのサイン

凍らせたペットボトルを保冷剤代わりにするとプラスチックごみ削減につながります。いらないペットボトルがあったら、上の画像のようにペットボトルに”ナス”など表記してわかるようにしてから、ぜひ保冷剤代わりに使用してみてください。原始的ですね(笑)。

<h5>自作の保存用ボックスを使用するときの注意点</h5>
まず、保冷剤として使用しているペットボトルの水は腐る可能性がありますので絶対に飲まないようにしましょう。

自作の保存用ボックスは万能ではありません。室内保存よりかははるかに長持ちしやすいですが、それでも日々の気温によってどれくらい持つのかは変化します。ですので、8時間に1回は定期的に野菜の状態確認をするようにしましょう。